事業構想大学院大学とは
事業構想大学院大学は、従来のMBA(経営管理修士)等とは異なり、事業の根本のアイデアから発想し、理想となる事業構想を考え、実現可能になるようアイデアを膨らませ、構想計画を構築するクリエイティビティを重視した事業構想修士(MPD)の学位を授与している専門職大学院です。
事業構想大学院大学は、従来のMBA(経営管理修士)等とは異なり、事業の根本のアイデアから発想し、理想となる事業構想を考え、実現可能になるようアイデアを膨らませ、構想計画を構築するクリエイティビティを重視した事業構想修士(MPD)の学位を授与している専門職大学院です。
事業構想大学院大学は、理想の姿を描き、実現可能な計画に落とし込む事業構想を日本で唯一、体系化したカリキュラムを保有する大学院です。
2年間で専門性と多様性のある教員・多彩なゲスト講師と多彩な人に出会い刺激し合う環境で事業構想修士(MPD)の学位を取得できます。
経営学に偏らず、事業とは遠いと思われがちな自然科学や人文科学などリべラルアーツを取り入れ、多様な視点と知見を活用。 既成概念を超える発想やひらめきを促し、事業構想の可能性を広げます。
クリエイティブ ・シン キング、 デザイン ・シンキング、システム思考など多様な思考法を習得し、目的に応じて使いこなす実践力を養成。構想デザイン演習 やブラッシュアップセッションを通じて、共創でアイデアを形にします。
アイデアの「発・着・想」から仮説である「構想案」をまとめ、仮説検証の「フィールド・リサーチ」を経て、「事業構想計画」と「コミュニケーション」までつくりあげます。在学中にこのサイクルを繰り返し、事業構想力を高めます。
構想を単なる卓上のアイデアに終わらせず、実現可能な構想計画へと落とし込みます。経営戦略・マーケティング・財務などの理論と、事業家 ・ 実務家の知見を融合し、収益モデルや組織体制まで見据えた構想計画を定する力を養います。
異業種・多様な地域の院生や教員との対話を通じて、自身の思考の枠を外し、多角的な視点と新たな気づきを得られます。心理的安全性が確保された環境では、アイデアは否定せずアイデアで返すというルールのもと、院生が自由に活用できるサロンで日々活発なアイデアラッシュが展開されています。
一部紹介
東急の中期経営計画において「3つの日本一」という長期ビジョンを掲げられた際「日本一のまちづくりとは何なのか。その答えを探すために異質の人と出会い、切磋琢磨したい」と考え、本学への入学を決意した。ブランド力を活かしつつも、今の時代に合った多世代に刺さるまちづくりのブランディングを再考しなくてはならない、という思いから、在学中に「みとめあうまち」構想をまとめ、その構想をさらにブラッシュアップさせて会社内で実現。
大学進学を機に上京し東京で働いていたが、事業承継を前提に銚子へ戻る。しかし、「東京と違って情報が入らず、世界が狭まるようなモヤモヤ感」を抱き、現状打破のために、事業構想大学院大学の門をたたいた。食品原材料などを扱う丸徳商事の4代目の承継者として本業に関する構想を創り上げ、「銚子葡萄酒醸造所 座古萬蔵商店」という千葉県銚子市初めてとなるワイナリーを誕生させた。今後は、さらなる地域活性につなげたいと考えている。
九州電力の関連会社である株式会社QTnetのYOKAプロ新規事業創発グループに所属し、新規事業の開発を担う。体系的なマーケティングや市場調査を学ぶため事業構想大学院大学に進学し、在学中に現部署へ異動。「分散型作業現場向けDXサービス~ゲンバのAI」を構想した。同事業は、紙の帳票を電子化し、生成AIによる解析を通じて業務の効率化と標準化を実現する取り組みである。慎重な企業文化の壁に直面しながらも、実証実験を重ねることで事業化へと結びつけた。また、学びを通じて、社内評価ではなく社会からQTnetがどう見られるかに意識を向ける姿勢を培った。
株式会社中日新聞社に入社以来20年間、地域取材を中心に記者として活動してきた。新聞業界の変化を背景に新規事業開発部門へ異動し、人材採用領域での事業構築に挑戦したが、収益化の壁に直面。これを機に知見を広げるべく事業構想大学院大学へ進学した。現在は編集資源を活かした事業立案を志し、相続や介護分野を題材にWEBメディアとサービスを組み合わせたプロトタイプを構築。専門家の助言を得ながら改良を重ねている。多様な院生との交流を通じて価値観を広げ、新しい挑戦への姿勢を育んでいる。
仙台市内のホテルで接客を学んだ後、地元の福島県富岡町役場に勤務し、地域活性化や復興計画づくりに携わった。東日本大震災後は全町避難となった故郷の再興に尽力し、一般社団法人とみおかプラスを設立、事務局長として地域産品開発やまちづくりに取り組んだ。2024年に役場を退職し行政書士事務所を開業、同時に事業構想大学院大学へ進学。現在は多様な授業や発表を通じて発想力を磨き、人材育成に特化したワークショップ事業の構築を目指している。震災の教訓を生かし、防災意識を高めるプログラム開発にも意欲を注ぐ。
中小・中堅・大手メーカーで管理職を経験後、中小企業診断士として独立し、新規事業支援や生産管理コンサルティングを行っている。2020年には富山県黒部市で父から不動産事業を承継し、入居率低迷で廃業寸前だった会社を立て直し、売上を4倍に伸ばした。現在は奈良を拠点に診断士として活動する一方、事業構想大学院大学大阪校に入学し学びを深めている。授業を通じて「強みのあるリソースを生かす」視点を得ており、地域活性化につながる不動産再生や、農業を活用した人材育成研修の構想に挑戦している。
京セラで人材開発・組織開発に従事し教育体系を再構築した後、2015年にダイドードリンコに入社。現在は採用や人材教育、組織開発全般を統括し、次世代リーダー育成プログラムの設計など人事政策を担っている。副業として複数社の人事コンサルティングも行い、実践的に組織開発を探究している。2023年度に事業構想大学院大学大阪校へ入学し、企業に潜在的に求められる組織開発サービスの構築をテーマに研究を進めた。講義や院生との対話を通じ、自身の経験を整理しつつ新たな知見を獲得し、「本当に自分がやりたいこと」を基軸に事業構想を深化させた。